私の備忘録

趣味など雑感・雑記

プリキュア最速上映に行って感じたこと

 

20171028日、今年もその映画の季節がやってきた。

キラキラ☆プリキュアアラモード ~パリッと思い出のミルフィーユ~
の公開日である。 

 

私がプリキュアにハマったのは高校12年のとき、スマイルプリキュア!という作品がオタク界隈で話題になっていた時期だ。

当時はアイカツ!が放送開始した時期も近かったりして、晴れてオタクデビューを飾った次第にある。

 

どれくらいハマっていたのかというと、スマプリにハマりすぎるあまり、同じ話を週に34回も繰り返し試聴する、コミケに初めて足を運ぶ、3年の修学旅行のときに京都のとらのあなで中古の同人誌を購入するなどという奇行に走ったなどである。

(ちなみに同じ班の仲間は京アニショップに行くことを予定していた。どっこいどっこいである。)

 

高校時代にアニメ雑誌や、ムック本など読んだり、サントラやキャラソンなどを聴きまくっていて、当時こよなく愛していた梅澤キュアは今でも好きなシリーズだ。

高梨康治さんのBGMなど今でも耳に強く残っているし、今でも参加作品などついチェックしてしまう。

 

やがて受験が終わり、世間ではハピネスチャージプリキュア!が放送されていた。大学にも入ったことだし、ということでプリキュア映画を映画館で試聴しようかな、と思い立った。

今までは女児先輩に配慮して映画館に行くなどしなかったが、公開からしばらく経ってから観に行くなど工夫は凝らしたりした。(当然かな?)

だから最初に映画館で観たのは、NS3永遠のともだちになりますかな。数が少なかったとはいえ、先輩がミラクルライトを振って応援しているのを見て、映画の内容とは別に感動したことはまだ覚えている。

 

ちょっと前置きが長くなってしまったが、大学も4年になり、部活を引退したので、毎回諦めていた最速上映に参加することに決めた。(当然1人で)

 

 

KINEZOHPで予約することすら緊張して、前日はゼミが20時過ぎまであったこともあり、なかなか冷や冷やしたのが記憶に新しい。

 

会場のT-ジョイ大泉に着いたのは23時ちょっとすぎとかだったと思う。

途中に、(多分)アイカツ!のライブ物販のシャツ着ながら、

SHINE!!キラキラ☆プリキュアアラモード」の口笛を吹きながら歩いている人を見かけたときは、「ヤベえ場所に来ちまった・・・」と思ったが、会場内でその思いはさらに強まることになるのは言うまでもない。

 

キラプリ一色に染まった会場内でキョロ充しながら、パンフを購入したり、展示されている設定資料を写真に収めるなどした。

 

上映10分だか15分前くらいにシアターが解放され、座席に着く。

TLでよくみかける、一歩的に話しかけてくる厄介オタクが隣にいないことに安堵する。ちなみにどういう人が隣にいたのかというと、いい感じのお姉さんと、自分と似たような風貌の男性だった。ちょっと暗くてわからなかったが、そんなことはどうでもいい。

周りには界隈で有名な人とかもいた。コミケなどで目にするので、自分が一方的に知っているだけだったが。

 

本編開始前に、T-ジョイ大泉のプリキュア担当の方から挨拶があった。代交代があったようで、毎回参加されている強者はすでに応援していた。(早いな!)

 

そしていつもの大泉教習所のCMが流れ、合いの手を重ねる常連のオタク。これが一番びっくりしたところかもしれない。


大泉自動車学校のCMが耳から離れないw

 

映画の内容は多少伏せるが、今作は笑いどころが多く、始めはしどろもどろしていたが、会場が何度か笑いに包まれると、少しリラックスしながら内容に没頭することができた。

 

0:00から開始した最速上映が終了し、次に1:40に応援上映が開始するが、今回は参加しなかった。というか金銭的な面で参加できなかったのだが。

その後3:00から4:00までシアターが解放され、始発で帰る・・・というのが大まかな流れ。

 

結論。

行ってよかったけど、上映が終わってからが辛かった。

 

映画を一体感で楽しめたのは得難い体験だったし、内容も相まって上映中はかなり楽しめた。

・・・が、上映終了後は4時くらいまで仮眠のような待機をして地獄だった。お尻が痛くなってしまった。このとき時間つぶしに観ていたシンケンジャーは全く頭に入らなかったな・・・。

 

シアターが解放されたとはいえ、BGMガンガンだったのであんまり寝るような空間ではなかったので、眼を閉じて休息を得ていた。

また、大泉学園からの始発は、池袋方面では4:30なのだが、自分は逆方向だったので5:20の始発まで寒風を忍び耐えていた。

 

一番辛かったのは、上映後の1人の時間だった。

会場では上映前・上映後に、好事家が感想や作品について語り合う時間が展開されるが、それを見ているのが最高に苦痛だった。コミケなどのイベントの待機列での経験に似たようなものである。

 

結局、自分1人で参加していることが浮き彫りになり、どの団体にも所属していない自分みたいなのが協調されて、言いようのない虚無感に包まれてしまった。

 

つまるところ、延々とサブカル知識や技術を磨くことについて、常に周りに誰もいなかったことが今になって辛くなった、ということである。使いもしない画像リプ用のキャプ画を漁ることに一体どれだけの意味があるというのだろう。

友達を作ると人間強度が下がるから、という主人公みたいなことは思っていないけれども、今まで趣味を共有できる友人が不在だったことがとにかく身に染みてしまった。

 

岡田〇司夫がなんかの本で言っていた、「(オタクが)1人で感動を共有できないことは何よりも辛い」という言葉そのものである。

 

映画の内容になぞらえるなら、ジャン=ピエールではなく、クック側の人間だったということになる。

 

 

繰り返すが、最速上映は行ってよかったと思っている。

が、もう一度行こうかといえば微妙かもしれない。金銭的に余裕があれば、最速の後の応援上映まで参加して、多少虚無感を和らげることができたかもしれないが。

 

最速上映に行ってよかったと思うことと、辛かったことがわりかし50:50くらいだったということです。

最速上映に行ったことがない人は、こういう意見もあるんだよ、と流してもらって構いません。

 

この文章を執筆してとるときは、ちょうどアニメージュ増刊号が発売されているので、あとで買いに行こうっと。

地元で前売りを買った分がまだあるので、次はいつ映画を観ようかな。